伊勢地区医師会からのお知らせ

平成30年度救急・災害を考える集いを開催しました

2018年10月04日(木)

 9月9日(日)伊勢市防災センターにて『平成30年度救急・災害を考える集い』を開催いたしました。

 伊勢市防災センターでの開催は今年で3回目となりますが、当日は天候にも恵まれ、今年も多くの方にご参加いただくことができました。(参加者650名)

 

◇当日の様子◇

 

 救急・災害を考える集いの開始にあたり、オープニングセレモニーでは伊勢市消防団による恒例の「消防木遣り」を披露していただきました。

 次に「平成29年台風第21号による災害について」と題し、伊勢市危機管理課 課長 日置和宏さんにお話いただきました。特にこの地域は河川の氾濫による被害が大きく、当時の状況や地震による津波など災害への対策についてご説明されました。

          

 

 特別講演では、危機管理教育研究所 代表 国崎信江さんをお招きし、「女性・子どもの視点で取り組む防災」と題し、ご講演いただきました。

 国崎さんは、女性として、母親としての視点で防災対策、防犯対策を提唱され、現在危機管理アドバイザーとして多方面でご活躍をされております。西日本豪雨の時にも現地に入られ、テレビやラジオなどメディアを通じて情報や対策を発信されています。

 今回の講演では、南海トラフ地震におけるこの地域の地震被害想定を紹介し、日頃から大事な家族を守るため、あらゆる備えをしておくことが大切であるとのお話でした。

 自宅の耐震性が低ければ家屋が倒壊し、道路を塞ぐことになり、自分だけでなくまわりの人の避難の妨げになることや、家具の配置や固定の仕方、女性や子供でも可能な救助方法など防災についてとても分かりやすくお話いただきました。

 今回も展示コーナーや体験コーナーにはたくさんのご家族が参加していただきましたが、これを機会にご家族で救急・防災について考えるきっかけになればと思っております。

  来年も開催を予定しておりますので、ぜひたくさんのご参加をお願いいたします。